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教養学は、欧米の大学・短大で広く行われている「リベラル・アーツ(学芸)」の考え方を取り入れた学問であり、特定の専門領域にかたよらず、人文・社会・自然科学を対象とし、文化・社会などを総合的・学際的に研究する学問だ。 「リベラル・アーツ」とは、欧米の大学・短大では一般的な教育手法で、まず哲学から医学に至るまでの幅広い学問領域の基本部分を学び、その後に専門を決めてより深く研究していくことで、バランスの取れた知識と能力がはぐくまれていくという考えに立っている。教養学では、一般領域のままそれぞれの学問内容をより深く研究するタイプと、学際分野を扱うタイプとに分かれる。 教養というと何となく雑学知識の集まりのようなイメージを持つかもしれないが、知識をただ連ね並べるのではなく、広い対象を互いに関連付け、体系化するところに教養学の本質がある。たとえば、中南米の島々にアフリカ移民の国家があり、公用語はフランス語だ、というような社会の文化を研究することを考えてみれば教養学の意義がわかるだろう。 教養学系では専門と一般という区別がないため、非常に自由度の高いカリキュラム構成となっており、自分が学びたいテーマに合わせて主専攻と周辺ジャンルを関連付け、統一的に学ぶことができる。どのテーマを、どのように関連付けて研究するか、それらを選択するところから教養学の研究は始まっているのだ。 |
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